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2018年2月同門会
同門会 会長のご挨拶
1973年2月某日、入学手続きのために初めて訪れた壬生町のキャンパスは人影もなく寒々としていました。帰路、東武線の駅ホーム、ガラス張りの鶏小屋のように小さな待合所で、折しも降ってきたみぞれに凍え心細くて泣きたい思いで電車を待ちました。あれから45年が経過し、大学は大きく発展しました。今では県内外から注目され多くの人が集まる頼もしい大学となり、心から嬉しく、また牽引してこられた皆様に感謝申し上げます。
私は、当大学第1回卒業生として皮膚科学教室に入局したことから、2012年設立された当教室同門会の会長を務めております。先日、同門会の設立時に大変お世話になりお力添えいただいた第3代教授であられた籏持淳先生が亡くなられましたことは、あまりに突然のことで誠に悲しく残念なことでした。心からご冥福をお祈りいたします。
当会は2012年以降、毎年会を重ね、本年2月3日に第6回の同門会総会を開催いたしました。これまで順調に来られましたのは、ひとえに会員各位のお支えの賜物と深く御礼申し上げます。また会の運営にご尽力いただいております井上成史先生を初め役員の皆様にこの場を借りて厚く御礼申し上げます。
また昨年は大変若々しく国内外でご活躍中の井川健教授をお迎えし、当教室は今後ますますの発展が期待され、大変喜ばしく存じます。会員の皆様には、同門会を今後ともよろしくお願いいたします。
2018年7月1日
獨協医科大学皮膚科同門会会長 馬場安紀子
★★★ 歴 史 ★★★
獨協医大皮膚科同門会のこれまでについて
本会設立までの経緯を以下に述べます。1990年、初代古谷達孝教授退任直後に、事実上の同門会である「古谷会」を立ち上げ、同年11月11日に第1回古谷会懇親会を開催しました。しかしその後は私事都合で開催できずにおりましたところ、1992年10月18日、古谷先生は突然帰らぬ人となってしまわれ、「古谷会」はあえなく解散いたしました。私は、恩師を早々に失った悲しさとショックからその後長らく同門会を再開しようという気持ちにはなれませんでした。2011年、第2代山﨑雙次教授退任の折、同門会創設を希望される後輩の皆様の声に押され、第3代籏持淳教授の多大のご協力をいただいて設立に至ったのであります。
過去の開催について
第1回 2012年11月18日 銀座クラシックホール(ライオン銀座)設立総会
講演:「即興医科大学皮膚科の教育、診療、研究の現状」
獨協医大皮膚科 籏持淳教授
梯剛之ピアノミニコンサート
第2回 2013年9月22日 パレスホテル大宮
講演:「獨協医大の思い出」琉球大学皮膚科 上里博教授
第3回 2014年10月18日 宇都宮グランドホテル
講演:「掻痒性皮膚疾患の治療-アトピー性皮膚炎の病態を基礎に」
獨協医大越谷病院皮膚科 片桐一元教授
第4回 2016年2月21日 京王プラザホテル
講演:「沖縄に生まれて」琉球大学皮膚科 上里博教授
第5回 2017年2月4日 宇都宮東武ホテルグランデ
講演:獨協医大皮膚科 籏持淳教授
第6回 2018年2月3日 宇都宮東武ホテルグランデ
講演:「iPS細胞の基礎と皮膚科臨床への応用を考える」
獨協医大皮膚科 井川健教授
第7回 2018年12月2日 ザ・プリンスパークタワー東京
講演:「最近の獨協医科大学皮膚科学教室の紹介」
獨協医大皮膚科 林周次郎准教授
第8回 2019年11月17日 京王プラザホテル
獨協医科大学皮膚科同門会会長 馬場安紀子